07/04/23 23:52:23 0
大手菓子メーカーの不二家がケーキなど洋菓子の販売を再開してから23日で1カ月たったが、
再開直後は好調だった売り上げも品数不足などから低迷している。フランチャイズ(FC)店の廃業
も日を追うごとに増えており、再建の行方は不透明感を増しつつある。
販売再開後1~2週間は再開を待っていた人たちの需要もあって、洋菓子の売り上げは前年を
上回っていた。しかし、現在はほぼ全店で前年同期の売り上げに届かない状況で、不二家は「低迷
の一因は品数不足」(桜井康文社長)と説明している。実際、品数は以前の4~5割の80点弱に
とどまり、ショーケースには同じ種類のケーキばかりが並んでいる。不二家は「何とか2カ月以内
には100点に増やしたい」としているが、それでも販売停止前より少ないことに変わりない。
不二家は洋菓子の販売再開前、FC店に対し「再開後は前年の7~8割、半年後には前年並み
の売り上げが見込める」と説明していたとされるが、早期の売り上げ回復は見込みにくい状況だ。
さらに、4月からはFC店に対する休業補償を打ち切り営業支援金に切り替え、FC店が手にする
金額は大幅に減った。売り上げに不安があるうえ、支援金にも不満なFC店主を中心に店舗閉鎖は
増加しており、23日現在で販売停止前の14%に当たる112店が廃業、閉鎖店はじわじわ増えつつある。
不二家の経営を支援する山崎製パンは「不二家は『以前の4~5割程度の品数でいける』
と判断していたはずだが……」(首脳)と不二家の見通しの甘さにいら立ちを隠さず、山崎との
不協和音も懸念される事態になっている。
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