07/04/23 16:04:33 0
・「今日、彼が私の両親にあいさつに来ます。でも、本当にこの人でいいのでしょうか…」
4月中旬、渋谷駅近くでカウンセリングサービスを提供する「フレッテ渋谷ルーム」。
心理カウンセラーの北谷和子さん(47)のもとに30代の女性から電話が入った。相手の
気持ちに押されて結婚を決めたが、いざ現実味を帯びると不安になった…女性は悩みを
50分間にわたって北谷さんに打ち明けた。
フレッテに寄せられる相談は、仕事や家庭、恋愛などさまざま。挙式シーズンでもある
6月を控え、マリッジブルーの相談がまとめて入る日が出てきた。
東京都内に住む30代の女性会社員がカウンセリングに通い始めたのは、結婚式の半年前
だった。相手は40代の会社経営者で経済的な不安はない。だが、式が近づいても20代の
ときの恋人との思い出が頭に浮かぶ。仕事や家事の分担といった結婚後の不安も重なり、
気分が落ち着かない状態が続いたという。
マリッジブルーは「環境が変わることへの不安やストレスから起こる気分変調の一種」
という見方が一般的だ。
北谷さんは「気分が晴れなかったり、感情にムラが出て、相手にきつく当たったりする
ケースが多い」と説明する。仕事や名字など、結婚後の変化が大きい女性の方が陥り
やすいが、男性からの相談もある。「男性は結婚相手と自分の親の意向の間で板挟みに
なりがち。責任の重さを負担に感じたり、新たな恋愛ができなくなることに悲しい気持ちを
抱く人もいる」(北谷さん)という。
結婚式場の予約案内などを手がけるブライダルプラザラブレが平成16年、式場利用者ら
100人を対象に行ったアンケートでは、70%近い人が「マリッジブルーを経験した」と
回答した。「決して珍しいことではない。(相手が)結婚式の準備を手伝ってくれないことを
原因に挙げる人が多かった」と、ラブレ松江店の大島衣恵店長。時期は「挙式の1、2カ月前」
が28%で最も多く、「プロポーズから1カ月後」(25%)、「挙式の2、3カ月前」(22%)が続く。
後戻りしにくい段階に進むほど、悩みが生まれやすいようだ。(>>2-10につづく)
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