【統一地方選】「ほとんど日本語が分からない」「候補者の訴えが全くわからない」 中国残留孤児、言葉の壁に阻まれるat NEWSPLUS
【統一地方選】「ほとんど日本語が分からない」「候補者の訴えが全くわからない」 中国残留孤児、言葉の壁に阻まれる - 暇つぶし2ch1:西独逸φ ★
07/04/21 22:57:35 0
あす二十二日に投開票が行われる統一地方選後半戦、七月には参院選と選挙が続く中、政治に寄せる関心、
強い願いを、言葉という厚い壁に阻まれている人たちがいる。全国で約二千五百人を数える中国残留日本人
孤児。今回の統一選で、国は初めて中国語の選挙案内を作成し、孤児ら全員に郵送した。だが、候補者の公約
などが掲載される選挙公報は日本語のみ。孤児らは「誰が何を訴えているのか全く分からない。私たちの参政権
を保障してほしい」と訴える。

神戸市内で十九日に開かれた残留孤児の日本語教室。同市のほか、統一選後半戦で市長・市議選などがある
阪神間や東播磨地域から参加した二十七人中、七割以上の十八人が帰国後、選挙での投票経験があった。
ところが、「書きやすい漢字の人に入れた」「その場で適当に決めた」など、候補者の訴えも理解できないまま
投票していた人が大半だった。

「ほとんど日本語が分からない。権利を生かすため選挙には行くが、候補者の主張をきちんと理解し、責任を持っ
て投票したい」。伊丹市に住む孤児の男性(64)はそう明かす。

残留孤児の参政権の保障をめぐっては、全国十五地裁(一部は高裁)で係争中の国賠訴訟の弁護団が二〇〇五
年の衆院選前、選挙公報に中国語を併記する▽投票所の案内や投票方法を伝える文書に中国語の説明書を添え
る-などの要望書を各選管に提出。これを受け、都道府県選管連合会(東京)は〇六年二月、「日本語が分からない
多くの残留孤児は選挙権の行使が困難な状況にある」として、具体的な対応を総務省に求めた。

国は今年三月、全国の孤児に生活情報誌を郵送している支援団体の協力を得て、広報紙を通じて初めて中国語で
投票を呼びかけた。ただ、内容は選挙日程や投票用紙の書き方などにとどまった。

残留孤児問題に詳しい神戸大の浅野慎一教授(社会学)は「民主主義の根幹である参政権が実質的に奪われている
のは、残留孤児に対する国の無策を象徴している」と指摘する。

「今後、広報に工夫を重ねたい」と総務省選挙部管理課。抜本的な解決を求める孤児らの声は日増しに高まっている。

ソース
神戸新聞 URLリンク(www.kobe-np.co.jp)


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