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大阪府和泉市の繁殖飼育施設の犬が流産を引き起こすブルセラ症に感染した問題に関連し、動物愛護団体
「アークエンジェルズ」(大阪市)が高島市内に犬の救済を目指すとして、犬舎を開設する計画を進めている。
人に感染する恐れがあるブルセラ症の犬が飼育される可能性もあり、地元住民は「生活を侵害する」と反対し、
計画の撤回を求める署名活動を始めた。
この団体によると、犬舎は高島市今津町酒波の約2070平方メートルで、5月初旬に開設する。約10年前に
廃止された犬の訓練施設跡で、当面、ブルセラ症に感染していない約40匹を飼育する。
大阪府はブルセラ症に感染した119匹の殺処分を決定した。この団体はこれを禁止するよう大阪地裁に仮処分
申請したが、却下され、大阪高裁に即時抗告した。「高裁で認められれば、高島市で面倒を見る」という。
今津町酒波、伊井の住民は今月4日、「進出反対期成同盟」を結成した。酒波の落合常雄区長(56)は「汚物が
下流地域の自然を汚染する恐れもある。犬舎の進出を阻止したい」と訴えている。
一方、市は6月定例議会で、汚物が住民生活に悪影響を与えた犬などの飼い主に行政指導し、従わなければ
罰金を徴収できる市環境保全条例(仮称)を提案する。ただ、「ブルセラ症や多頭飼育の規制はできない」とし、
環境省に住民生活を害する動物の飼育を禁ずるよう法整備を要望する予定にしている。
「アークエンジェルズ」の林俊彦代表(60)は「感染症を拡大させない方策を取り、住民に迷惑をかけずに共生
したい」と理解を求めている。
ブルセラ症の犬に人が接触すると、感染する恐れがあり、発熱や筋肉痛を引き起こすという。
ソース
京都新聞 URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)