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『パッチギ!』井筒監督大いに語る「南と北、日本は恋愛三角関係だ」
スレリンク(news4plus板)
「程度の差はあるが、まだ日本芸能界で在日韓国人は自由ではない。在日韓国人三世の
ソニン(成善)が韓国国籍を捨てなかったため、しばらく芸能界に進出することができな
かったことは有名な話だ。彼女は幸いに良いプロデューサーに発掘されて歌手として活躍
していて幸いだが、今も目に見えない障壁は相変らずだ。在日韓国人を素材に映画を
撮ったので、私も韓国出身ではないかと偏見をもたれた。」
映画が完成した後にも偏見は絶えなかった。日本では在日韓国人映画という誤解を受け、
韓国では朝鮮総連系を扱ったという理由で、北朝鮮を美化するという声があった。一編の
映画で韓日両国から愛と妬みを同時に受ける状況、しかし井筒監督はげらげら笑った。
「それで南と北、日本は恋愛三角関係だ。南と北が愛しあえば日本が妬んで、日本と南韓が
付き合えば北朝鮮の恨みを買う。(笑い)しかし他の道もある。男女三角関係はいくら
ハッピーエンドでもひとりは悲しむものと決まっている。しかし国家関係は必ず二人だけで
付き合うというわけじゃない。これから三国が一緒に幸せになったら本当に嬉しいだろうな。」
現在日本映画界には韓流の追い風と向かい風が同時に吹いている。30年間映画を撮って
来た中堅映画人である井筒監督も興奮を感じている。
「韓流熱風のおかげで韓国を素材にした日本ドラマや『パッチギ!』のように在日韓国人
を扱った映画もいろいろ企画されている。一方『男たちの大和』や『亡国のイージス』の
ように戦争をほめたたえる映画もたくさん出ている。個人的に私は『パッチギ!』第2弾
を準備中なので、その頃には三カ国がもうちょっと親しくなっていたらいいね。」