07/04/20 10:03:36 0
これぞ犬の遠吠えだ。自民党の中川昭一政調会長が15日、2日前に帰国してしまった
中国の温家宝首相をやり玉に挙げ、「極めて非常識」とイチャモンをつけたからだ。
中川の発言が飛び出しのは、在日台湾人団体が主催した講演会。日本は昨年秋に安倍首相
が訪中したのに、中国はトップの胡錦濤国家主席が来なかった。
「日本のナンバーワンが行ったのに、中国のナンバースリー(温家宝)が来るというのは、
外交儀礼から言っておかしい」と噛み付いたのである。
もっとも、当の温家宝は「氷を溶かす旅」を終え、とうに帰国済み。そんなこと百も承知
で中川は威勢よく吠えてみせたのだ。なんともカッコ悪い。
「それほど頭に来ていたなら、直接、本人に言えばいいのです。温家宝は国会で演説して
います。前日には、晩餐会もあった。これには自民党から中川幹事長、丹羽総務会長、
片山参院幹事長ら幹部が出席しています。中川も顔を出し、面と向かって批判すれば
よかったのです。自分の味方しかいない中でエラソーにほざいても、みっともないだけ
です」(永田町関係者)
そもそも中川が文句を言うべき相手は温家宝じゃない。
胡錦濤を引っ張り出せなかった外務省や、温家宝にOKを出した安倍である。
安倍は「直接聞いていないから、何のことだかよく分からない」としらばっくれたが、
これじゃあ、溶けた氷もまた凍るんじゃないか。
【2007年4月17日掲載記事】
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