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【資料】 平成18年05月30日 - 参 - 文教科学委員会 -
○広中和歌子君 片や、外国から日本に留学する留学生というのはかなりいい奨学金を
もらうことができるということを何年か前に私は知りまして驚きました。研究留学生ですと
月額十七万五千円、学部留学生でも月額十三万五千円。これですとアルバイトをしないで
勉強に専心できると。すばらしいことだと思います。そうであれば、日本でもそういうすばら
しい方に、優秀な方に同様の奨学金がなぜ与えられないのかと。いったん与えられたら
何年間でもいいというんじゃなくて、毎年その成績をチェックしながら、優秀な方にはどん
どんそうしたインセンティブを与えるということは絶対にこれからの人材育成に必要だと思う
わけでございますけれども。
外国人を呼ぶこと、そして彼らにいい奨学金を与えること、これはすばらしいことだと思います。
だけど、日本人をお忘れではないでしょうかということも同時に申し上げたいんです。いかがでしょう。
○政府参考人(石川明君) 奨学金の給付制等に係る問題点とか課題につきましては、先ほど
大臣から御答弁申し上げたとおりでございます。
今委員の方からは、留学生、国費留学生並みにその給付制、そんな形の奨学金を国内の学生にも
考えるべきではないかというお話かと思っておりますけれども、国費留学生の奨学金につきましては、
主としてといいますか、留学生の生活面に着目をして設定をされているという考え方でございます。
そういった意味では、生活の安心、そして安心して勉強に励むことができるという観点に着目をして
おりますので、その金額もある程度高くなっておりまして、そういった点で学生の、日本の奨学金の
場合に返還時の負担等も考えますと、この点、なかなかにわかにそれと同じようなわけにはいかない、
慎重に考えるべきかなと、こんなふうに思っているところでございます。