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消費者金融大手4社の平成19年3月期連結決算の最終赤字が計1兆円規模に
上る見通しであることが17日、分かった。利息制限法の上限(年20%)を
超える「過払い利息」の返還請求の増加に歯止めが掛からず、引当金の一段の
積み増しを余儀なくされているためだ。消費者金融業界では改正貸金業規制法による
規制強化の影響で融資拡大路線の転換が迫られており、今後、信販、カード会社など
ノンバンク業界全体を巻き込んだ再編が活発化するとの観測が強まっている。
アイフル、アコム、武富士、プロミスの消費者金融大手4社は18年9月中間連結決算で、
過払い金利の返還に備えた引当金がかさみ、そろって上場来初の
赤字(計7653億円)に転落。3月期連結決算の業績予想も相次いで下方修正し、
計9300億円程度の赤字を見込んでいた。
だが、18年9月末に計652億円だった利息返還額は同年末には計1125億円に拡大。
その後も増加傾向が続いていることから、各社とも「追加的な引当金の積み増しなどで
さらに赤字幅が拡大する見通し」(プロミス)だ。
*+*+ Sankei Web 2007/04/18[02:43] +*+*
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