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長崎市長、金総書記に抗議文送付へ
北朝鮮の核実験強行を受け、被爆地・長崎市の伊藤一長市長は9日、市役所で緊急会見し、金正日総書記に対して、「核兵器開発の即時中止を求める」とする抗議文を10日に送付することを明らかにした。
午後2時に会見した伊藤市長は「即時撤回を求める要求を無視した暴挙に憤りを覚える。被爆の実相を知る被爆地の市民は、怒りと深い憂慮を感じており、被爆地の市長として容認できない」とのコメントを読み上げた。
抗議文は「貴国の愚行によって引き起こされる危機的状況に深く憂慮している」とし、核兵器開発の即時中止を要求した。
その後、安倍首相に対しても、「核兵器廃絶に向け、厳正な対応を求める」という要請文を送付した。
また、この日、同市の平和公園で開かれた核兵器廃絶を求める座り込みに参加した市民団体「核実験に抗議する長崎市民の会」事務局長の山川剛さん(70)は帰宅後、テレビニュースで核実験を知った。
山川さんは「9日は長崎にとっては原爆が投下された特別な日だけに強い憤りを感じる。北朝鮮の指導者は、制裁を受けた場合、国民の生活がどれだけ窮迫するか分かっているのか」と語気を強めた。
また、長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(75)は「国際的に核実験中止を求める声が大きいのにどうして核実験を行ったのか。どんな理由があっても許されることではない」と憤っていた。
(2006年10月9日16時29分 読売新聞)