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中国・長江(揚子江)の環境に関する初の包括的な報告書が発表され、専門家は長江の10分の1の
流域で深刻な環境悪化を指摘すると同時に、世界最大の三峡ダムの完成後、水質汚染がさらに
進んでいると警告した。
「長江の保護と発展2007」と題された報告書は、全270ページ。中国政府の水利部門、世界自然保護
基金(WWF)などが合同で作成した。
報告概要や中国紙によると、長江には工場、住宅などが年間260億トンを排水。アンモニア、
リンなどによる水質悪化で1950年代に50万トンだった漁獲量は90年代に10万トンに激減した。
ヨウスコウカワイルカに加え、長江固有のコイなど10種類の魚が絶滅の危機にひんしている。
また、三峡ダムの完成でダム付近は水流が停止、自浄機能が失われ、窒素やリンなどによる汚染が
悪化。建設前に専門家らが「川に汚染帯ができる」と警告しており、懸念が現実となった形だ。
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