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★安倍「公務員改革」は腰砕け
官僚の天下りを禁止するとして安倍政権がブチ上げた「新人材バンク」は、結局、腰砕けに
なりそうだ。
この構想は「天下りの元凶」とされる省庁による官僚の再就職先斡旋をやめ、内閣府で一元
的に管理するというもの。安倍政権の公務員制度改革の目玉だが、威勢がよかったのは最初だ
け。案の定、話が二転三転して骨抜きになりつつある。
「自民党内部から猛烈に批判されているのです。5日の政府・自民党の実務者協議では自民党
側が『形式的でいい。各省がバンクの下でやればいい』と主張。政府側が『外から見ればトン
ネルに見える』と言うと、党側は『トンネルに見えてもいいんだ』と言い切った。それで、安
倍政権は400を超す一部公益法人については、省庁への『口利き』禁止の対象外とするなど
、譲歩案を言い出したのです」(永田町関係者)
霞が関の官僚と共同歩調をとる自民党の狙いは、新人材バンクへの省庁人事当局者の関与の
強化だ。10日開かれた実務者協議でも、非営利法人への斡旋を一部認めて、新人材バンクの
スタッフに出身省庁職員の再就職を関与させる案を提出した。政府側が持ち帰って検討するこ
とになったが、このままでは骨抜き必至だ。特殊法人の元職員で天下り問題に詳しいジャーナ
リスト・若林亜紀氏がこう指摘する。
「新人材バンクに省庁関係者がかかわることになれば、骨抜きどころか、組織がまたひとつ増
えるだけ。霞が関は焼け太りです。問題の本質は天下りそのものをなくすことなのに、政府は
『人材バンク』などと称して論点をすり替えてしまったのです」
安倍政権の「新人材バンク」もフタを開けたら、単なる「天下りバンク」だったという結末だ。
ソース URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)