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原告側はさらに、捜査記録の開示を求めたが、被告側は「捜査中なので任意提出はできない」と拒否。原告側は
今後、捜査記録の開示命令を裁判所に求めていく方針という。
訴状などによると、男性は十六年二月十七日午後一時十分ごろ、四日市市尾平町の「ジャスコ四日市尾平店」
現金自動預払機（ＡＴＭ）コーナーで、現金を引き出そうとしたところ、後ろにいた女性客につかまれた上で「泥棒、
泥棒」と叫ばれ、周囲の買い物客六人に常人逮捕された。
店内に居合わせた署員二人が現場に急行し、客から窃盗未遂容疑で身柄の引き渡しを受けた。巡査(29)は「放せ」
と言って抵抗する男性に対し、後ろ手に手錠をはめるなど約二十分間制圧。男性は翌日午前一時五十二分、高度の
ストレスを原因とする高血圧性心不全のため肺水腫と不整脈を発症し、死亡した。
同問題をめぐっては、損害賠償請求の時効直前の今年二月に、男性の妻が「誤認逮捕されたまま被疑者となって
いる夫の名誉回復をしたい」として、訴訟を提起している。
おわり