07/04/13 10:03:24 0
都知事選などを乗り切り、安倍首相はホッとしているかもしれないが、甘い。
「4月14日以降、地獄が始まる」(自民党議員)との見方が強いのだ。安倍の
足を引っ張るのはズバリ、北朝鮮の拉致問題―。
北朝鮮は先の6カ国協議で寧辺の核施設を「60日以内に封鎖する」と発表した。
期限は4月13日。北がそれを実行すれば、5カ国は見返りの重油支援に応じな
ければならない。とりあえず、最初の5万トンは韓国が出し、残り90万トンは
5カ国が負担し合う。
ところが、安倍政権は拉致問題を理由にビタ一文、支援を出す気がない。それ
どころか、4月10日の閣議では北朝鮮籍の船舶の入港禁止や高級食材や貴金属
などの輸出禁止を半年間延長した。
となると、北支援をめぐる5カ国間の協議がどうなるのか。ヘタしたら、日本の
「身勝手」は国際問題になりかねないのである。
(中略)
日本がいくら拉致で騒いでも、6カ国協議の目的は北朝鮮の核問題解決だ。拉致
を理由に6カ国協議が空中分解したら、東アジアの安全保障の問題になる。日本の
言い分が理解を得られる可能性は極めて低い。
「従軍慰安婦で米国が安倍政権を牽制しているのも、『拉致で突っ張るなよ』という
メッセージなんです。しかし、今さら、安倍官邸は北朝鮮を支援するわけにはいか
ない。首相は袋小路です」(自民党関係者)
安倍がどう出るか、見ものだ。
【2007年4月10日掲載記事】