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・「くまぇり」の愛称でブログを立ち上げ、自身が犯した放火の写真を掲載していた
平田恵里香被告(21)の獄中手記が、『創』5月号に掲載された。手記が書かれたのは
この事件の判決が下される3週間ほど前のこと。
平田被告は9件の放火の容疑で逮捕されている。彼女は「日本一の熊田曜子さんのソックリ
さんです」といい、自身が開設するブログで「くまぇり」と名乗っていた。逮捕されたのは、
『SPA!』のグラビア撮影が行われた日。
平田被告は手記の前半で、このように綴っている。
「『あなたにたいほ状が出てます』と言われたときは天と地が逆さになりました。さっきまで
天だったのに・・・SPA!はまだ見てないんですよ。自分ののっているざっしやしんぶんも
一回も見たことないんです。ダメなんですよ。留置所で新聞が切り取られていると
『あ・自分のきじだな』って分かります(中略)マスコミ報道はおおげさにまたおもしろおかしく
書くので私は大嫌いです。親もそのつど悲しんでいました」
また、事件については「本当にいたずらがエスカレートしてしまったとしか言いようが
ありません」ともいっている。
さらに、この手記のなかでは、平田被告が17歳からパニック障害を患っており、「17のとき
からふういんしてきた」発作が拘置所で再発し始めてしまったこと、自殺未遂を犯し、部屋が
カメラで24時間監視されていることなどが、赤裸々に綴られている。
最後に彼女は、検察側が懲役13年を求刑したことに触れ、次のように述べている。
「今21才で、13年後は34。一番楽しみたい20代を刑務所で過ごさないといけない。
なんかもう気がぬけて人生おわったと思っています。本当人生おわりです」
平田被告と手紙のやりとりをした『創』編集長の篠田博之編集長は次のように語る。
「彼女の場合もネットで大胆なことをした印象とは対照的におとなしい感じです。芸能志向が
あったといいますが、実際はそういった印象の子ではないんですよ。彼女はいじめの経験も
あり、小・中学校と不登校だったこともあり、どこかで、なんとかそこから抜け出したいと
いった願望があったのではないでしょうか」。(一部略)
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