07/04/09 15:02:00 0
・IT系企業に勤めるYさん(33歳)がエステにハマったのは約7年前。当時、好きになった
男性が、若い女性が好きだと言ったのがきっかけだった。「内面に自信がなかったので
言葉の表面的な部分に踊らされてしまった」と振り返るYさんは、店員に薦められるがままに
施術を受けたり高価な化粧品を買ったりして、月4~5万円の出費があったと語る。「あっと
いう間に300万円ぐらいまで膨れ上がってしまって、これはもう無理だなと思って止めました。
出版社に勤めるKさん(35歳)は6年前から借金を返し続けている。友達に紹介されて
付き合い始めたという元ホストの元彼の金遣いが荒く、彼が払えなくなったローンや
クレジットなどを代わりに払い続けていたら、1年もせずに持っていたカードすべての
限度額ぎりぎりまで使い込んでしまう結果となった。その彼とは別れ、同棲解消の
引っ越しのためにまた借金。その心労によって、1年弱働くことができなかったときの
生活費もプラスされ、最終的にKさんの借金は400万強まで膨れ上がった。
プログラマーのRさん(29歳)は、大学を卒業した頃からひどい摂食障害に悩まされていた。
過食嘔吐を繰り返す毎日に、いくつかの精神科を転々としたが、これぞというような成果は
出ず、毎月、吐くための食費代として約2万円ずつほど借金をしていたという。「もともと
大学時代に付き合っていた彼氏が学生ローンでお金を借りているのを見て、『なんだ、
借金って意外と敷居が低いんだ』って思ったのが、借り始めたきっかけだったと思います。
人のせいにする気はありませんが、あのときその姿を見ていなかったら、借金には手を
出していなかったと思います」
借金を抱える独女は意外と多い。
「きっかけは様々ですが、最初はほんの少しだけ、すぐに返す…と思って借りたお金の
利息で支払いに苦労するようになり、多重債務となってさらに利息に苦しむというのが、
よくあるパターンですね」と語るのは、女性のための無料法律相談所を運営する司法書士
事務所の根本めぐみさん。根本さんの元には、借金で「首が回らなくなった」女性たちが、
救いを求めてひっきりなしに訪れる。(>>2-10につづく)
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