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・多くの大学では来週から本格的に授業が始まるが、新入生に入学前から補習する「入学前教育」が
今や普通の光景になっている。面接中心で合否を決めるAO入試や推薦入試が広がり、学力試験を
受けない新入生が増えたことが直接のきっかけで、学力低下への危機感が背景にある。
予備校講師を招いての基礎集中講義、ネットを使った英語の復習など内容は「充実」する一方だ。
埼玉県上尾市の聖学院大。リポートを書く力を養う「文系国語表現力基礎」を講義したのは、現役の
予備校講師だ。高校3年の男子生徒(18)は「細かく教えてもらえてわかりやすい」。
「基礎数学完成」の初回では、中学レベルの基本的な計算を復習した。
教員の間で、98年ごろから新入生の学力低下が話題になり始めた。「辞書が引けないとか、大学で
学ぶためのスキル(技術)がない学生が目立ってきた。大学教育とは切り離し、まず基礎学力を、
となった」(山下研一広報センター所長)。00年のスタート時は、推薦入試や、AO入試の合格者
だけが対象だったが、一般入試で学力試験を経た新入生も加えた。
東京電機大は02年に一部の学部で導入し、今は全学部が推薦入試やAO入試の合格者向けに
実施している。前年秋の合格から入学までの期間が長いため、「学力維持」が目的の一つだ。
工学部では、年明けから入学までの3カ月間、高校の学習内容を復習。
教材の作成から指導まで大学教員が積極的にかかわり、入学予定者の9割が参加した。
工学部事務部の篠澤篤課長は「一定の質を保証して学生を卒業させるのが大学の使命。
今後も続けていかなければ」と話す。
国立大も例外ではない。02年度入学者から始めた東北大工学部は、AO入試の合格者が
対象で、狙いはやはり「モチベーション(やる気)の維持」。今春の入学予定者の参加率は、
数学物理学演習と工学英語で9割を超えた。(抜粋)
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