07/04/07 11:33:40 0
東京都知事選は今日7日、選挙戦最終日を迎える。事実上の一騎打ちとなっている石原慎太郎氏(74)と
浅野史郎氏(59)が、JR新宿駅を挟んで西口と東口に陣取り、同時間帯に“最後のお願い”で
激突することが分かった。都庁のおひざ元。現職とチャレンジャーは、聴衆(有権者)獲得で戦いの
フィナーレを迎えることになりそうだ。同駅では、黒川紀章氏(72)も妻で女優若尾文子(73)を伴い、
最終演説に臨む。
7日夜の新宿。浅野氏は、石原氏との「最終決戦」に先んじて乗り込む。東口で午後6時10分から
同8時まで1時間50分、弁士を交えて街頭演説に臨む。先月22日の告示日も、新宿(都庁前)で
第一声のマイクを握り、都庁のおひざ元へのこだわりは強い。告示日に石原氏の選挙事務所がある
新橋で演説したが、期間中に両陣営が同時間帯にニアミスするのは初めてだ。
初の接近戦を前に、浅野氏は「私は私のやり方でやる」と淡々と話したが、
石原氏との違いがはっきり出る戦略を、自ら決めた。午後8時以降はマイクを使った
訴えができないが、選挙運動が可能な8日午前0時まで、新宿駅周辺で辻立ちして
支援を訴える。大規模な選挙の主要候補が、街頭でギリギリまで選挙運動するのは珍しい。
7日の始動は午前8時。各社世論調査で優勢が伝えられる石原氏に体を張って、16時間のラストランに臨む。
この日、世田谷区などでの演説でも、都庁に週3日しか登庁しない石原氏を「パートタイム知事」とこき下ろした。
「私は宮城県知事の時からフルタイム。選挙のあり方が知事をつくると思う。
フルタイムの知事になるには、選挙もフルタイムだ。気力、体力が試されるが(16時間)やってみる」と、
意気込んだ。
浅野氏の応援に入った土井たか子元衆院議長(78)は
「政治家で、にこにこ笑っている人に限ってくせ者。選挙でにこにこと笑う人は、もっとくせ者だ。
選挙が終われば態度が変わるんですよ」。
今回の選挙期間中、“独裁”批判をかわすためスマイル作戦を展開している石原氏を暗に批判し、浅野氏を援護射撃した。
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