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★東京電力、原発偽装さらに発覚・国の検査すり抜け
東京電力福島第2原子力発電所4号機(福島県)で1988年―90年、故障した
制御棒駆動装置を無断で交換、国の検査をすり抜けていたことが6日、分かった。
隠ぺいのために原発メーカーの日立製作所に偽装工作への協力を依頼していた。
北陸電力志賀原発1号機(石川県)の臨界事故隠しでも、
同社が日立の担当者に口止めを要請していたことが明らかになった。
東電の偽装工作の一部は電気事業法違反(検査妨害)に当たるとみられるが、
既に時効が成立している。
電力不正総点検を受けた各社の経済産業省原子力安全・保安院への報告で判明した。
国への総点検の報告期限前日の先月29日に日立からの連絡で発覚。
30日の会見で東電は「調査中」と説明していたが、報告で過去の不正を
出し尽くしたはずだけに、新たな不正発覚で隠ぺい体質が改めて問われそうだ。(00:08)
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.co.jp)