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★民主党:小沢代表、7日で就任1年
民主党の小沢一郎代表は7日、就任1年を迎える。「1人区行脚」に専念し、党運営を
菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長に委ねる「トロイカ体制」で剛腕を封印してきた小沢氏
だが、最近、トロイカに微妙な変化が見える。与党との対決構図づくりを最優先する政局
重視で菅氏と急接近する一方、国民投票法案への対応をめぐって鳩山氏との溝が表面化。
「小沢カラー」路線へ一歩踏み出したのか。
記者団「1年を振り返って反省点は?」
小沢氏「あっという間で別にありません。精いっぱいやってきました」
6日夕、福岡から戻った東京・羽田空港で、小沢氏はいつものようにつっけんどんだった。
就任時、強引な政治手法を懸念する声を払拭(ふっしょく)しようと「私も変わらなくて
はいけない」と宣言。選挙は自分、そのほかは菅、鳩山両氏という集団指導体制を打ち出した。
リベラル系の菅氏と保守系の鳩山氏が支える「二等辺三角形」で党内バランスを保ってきたが、
参院選が近づくにつれて変化の兆しが表れてきた。
象徴が国民投票法案への対応だ。反対によって与党との対決姿勢を鮮明にしたい小沢氏は、
4月3日の党内協議で「もう反対で決まった。党憲法調査会の総会なんか開いてひっくり返さ
れたらどうするんだ」と主張、菅氏が同調した。鳩山氏は「民主的プロセスが必要だ」と反発し、
9日に総会を開くことで押し切ったものの、鳩山氏が模索した「賛成での意見集約」は認め
ない姿勢で小沢、菅両氏は足並みをそろえた。
結束のよりどころとなってきたトロイカだが、政策論議より政局優先に小沢、菅両氏がかじを
切って溝ができた格好。小沢氏が東京都知事選への出馬待望論に苦しむ菅氏を守り通したことも
両氏の蜜月を進めた。
ただ、同法案をめぐってちらついた剛腕ぶりが反小沢派を刺激しており、今後の対応次第では
党内が不安定化しかねない。菅氏は4日の記者会見で「(小沢氏の党運営に)心配はあったが、
変えるべきところは変えた。杞憂(きゆう)に終わった」と擁護してみせた。
(続く)
■ソース(毎日新聞)【須藤孝、葛西大博】
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)