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上田市と小県郡長和町の組合立依田窪南部中学校（上田市下武石）が、今春の卒業生９６人
全員に校長印を押し忘れた卒業証書を授与し、保護者の指摘で回収、押印して届けていた
ことが５日、分かった。柴俊春校長は「私が確認を怠った。迷惑をかけ申し訳なかった」と
陳謝している。
同校によると、３月１６日の卒業式で卒業証書を渡し、同２３日に校長印がないとの指摘があった。
教職員に確認したところ、誰も押印していなかったことが分かり、校長を含む教職員約１０人が、
おわびの文章を手に卒業生宅を訪れて回収。押印した上で再び卒業生宅を回り、同２７日まで
に返却したという。
県教委義務教育課によると、卒業証書は校長の署名の下に校長の「職印」を押し、校名などの
割り印も上部に押す形式が一般的。今回は割り印だけを押していた。県の文書規定は、公文書
には原則として公印を押すよう定めているという。
柴校長は「２度と起こさないようにしたい」と話している。
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