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兵庫県宝塚市の中抜け問題が、ついに法廷に持ち込まれることになりました。
ごみ収集業務にあたる職員が勤務中に抜け出す「中抜け」問題で、調査した市議会議員が、
職員の給与など4億円あまりが不当に支出されたとして、市に返還を求める裁判を起こしました。
宝塚市のごみ処理施設「クリーンセンター」では、大量の職員が勤務中に堂々と職場を抜け出す、いわゆる「中抜け」が発覚。
36人が減給などの処分を受けました。
しかし、これ以外にも、ゴミ収集にあたる職員が3時間や4時間の休憩時間があるにもかかわらず、
1時間半の残業代を支給したり、祝日もほとんどの車が午前中に収集を終えているにもかかわらず、
全員に7時間半分の休日出勤手当てを支払うなどしていました。
「そもそも、まともな労務管理が行われていない。こういう事実があることを役所は知っていながら、給与を支給」(多田浩一郎市議)
調査した多田浩一郎市議は市に住民監査請求を行いましたが、却下されたため、5日、神戸地裁に住民訴訟を起こしました。
勤務の実態がないのに支払われた給与や残業代およそ3,800万に加え、
随意契約のため割高となった外注費3億8,000万円が不当に支出されたとして、市長などに返還を求めています。
「納税者への冒とく。こういった実態を見逃すと、『これがいいのなら』と役所全体がゆるむ」(多田浩一郎市議)
「なぜ『中抜け』ができるのか。それは、労働量が少なく、時間が余っている」(代理人・新谷俊彦弁護士)
宝塚市は、「訴状を見ていないのでコメントは差し控えたい」としています。
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