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リオデジャネイロの複数の病院が肥満の患者に対し、地元の競馬場にある競走馬用の医療器具
を使って検査を行っていることに対し、人権活動家から屈辱的だという批判が起きている。
リオデジャネイロ州保健事務局の報道官は4日、「体重が標準的な器具で支えられる以上である
場合はリオデジャネイロで唯一収容可能な器具を備えている競馬場に行ってもらうしかない」と
説明した。
胃の縮小手術を受ける患者は、トモグラフィー(断層撮影法)と呼ばれる体の部位を多重撮影
できるレントゲンが必要だが、これは通常小さな部屋で行われる。
リオデジャネイロにある病院に備えられている標準のトモグラフィー器具で診断できるのは体重
120─130キロまでの患者に限られる。一方、競走馬用のトモグラフィー器具では通常より丈夫で
診断可能なサイズも大きめとなっている。
これに対し、肥満患者を支援するグループは3日、肥満患者用の車椅子やストレッチャーなどの
購入を病院に義務付けることを求めて州議会の外で抗議活動を起こした。
グループの代表は、「肥満患者はすでに多くの偏見により苦しんでおり、さらに動物と同じところで
治療を受けることは彼らの自尊心を高めることにはならない」と述べ、患者の多くが競馬場で検査を
受けることにちゅうちょしていると語った。
URLリンク(today.reuters.co.jp)