07/04/05 18:38:57 0
・「教室でけがをさせられたのに学校は何もしない」と、東京都中野区立啓明小学校の
4年生の男児2人の保護者が3学期末、区に損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
それから2週間足らずの4日、区教育委員会は再発防止を約束した。保護者は5日
午前、訴えを取り下げた。2人に加え、提訴に同調する保護者の児童5人も問題解決まで
登校しない構えだったが、6日から始まる新学期に集団欠席が続く異常事態は避けられる
ことになった。
訴状によると、原告の男児2人は昨年4月から、同じクラスの男児2人から繰り返し
暴行を受けた。1人は7月、休み時間中にわざとぶつかられて、左足をギプスで固定する
けがを負い、後遺症が残るおそれがある。もう1人は図工室の机の間に体を挟まれたという。
提訴したのは3月23日で、終業式の日だった。提訴した2人を含む7人の児童の保護者が
「安全が確認されるまで登校しない」との書面を区教委に提出し、この日は学校を休ませた。
提訴した母親(38)は「息子は今も、少し足を引きずっている。どうして事故が起きたのか、
学校から詳しい説明がない」。加害男児には「人の気持ちや痛みを教えなければならない
年齢。きちんとした指導がないままでは、ある意味、『被害者』だ」との思いだ。
提訴に賛同し小6と小4の息子2人を終業式に行かせなかった母親(40)は「(加害児童は)
『遊びだからね』と言いながら殴ったようで、担任は『じゃれ合っているだけ』と対応して
くれない」という。小4の次男は朝、「今日は僕がやられる番だから、学校に行けない」と
泣いたこともあったという。
保護者たちは繰り返し、担任や校長に訴えた。教育委員会が視察に来たこともあった。
しかし、その後も乱暴は続いたという。「子どもたちを守るためには、これしかなかった」
と口をそろえる。
中野区教委は、事故があったことを認めたうえで、担任や養護教諭、校長らの対応が適切
だったのか、調査することを決めた。また、保護者側からあった、教師や地域の代表者を
交えた「校内暴力・暴行事件再発防止プログラム」を作って欲しいという求めにも応じるという。(一部略)
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