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★タトゥー店『ヤクザ』 高級野菜『ゲイシャ』 日本名なら売れる?
・ロシアの週刊誌アガニョークが、「襲来」という見出しで、ロシアの「日本ブーム」について
特集している。「ヤクザ」「ゲイシャ」といった言葉まで、高級品の名称として使われるほどの
日本人気とは-。
同誌によると、日本ブームの先駆けとなったのは文学の分野。特に一九九八年に初出版
された村上春樹氏の作品がけん引役となり、昨年は村上氏の作品が年間五十三万部を
売り上げるベストセラーとなった。日本の小説全体では約百万部を売り上げている。
これに呼応するようにまず、日本への旅行者が増え、さらには身近に日本を味わえる
存在として和食店が急増した。モスクワだけで現在、二百店を超え、売り上げは一店
平均一日で一万五千ドル(約百七十万円)に達するという。飲食店以外でも、日本の
陶器や化粧品を販売する専門店も増え、市内で二十店を超えている。
いずれの「日本モノ」にも共通するのが高価、高品質のイメージで、日本語を冠すれば
高く売れる、と考える経営者も多く、高級ウオツカ「七人の侍」、タトゥーサロン「ヤクザ」
などが登場。さらには高級野菜では「ゲイシャ」というカブまで出現した。「白くて、
柔らかくて、おいしいブランド」だという。
日本ブームの背景について、同誌は「もともとロシアでは家電や車などで日本への
信頼とあこがれが強かった。最近の経済成長で日本のモノがようやく触れられる存在に
なった」などと解説。
現在ではロシア人の六割が日本を肯定的にとらえているのに対し、一方の日本では
ロシアに対する好感度は今も低い。
これについては日本大使館の秋元義孝公使が同誌で「北方領土問題に加え、
リトビネンコ氏殺害事件や(石油・天然ガス開発事業)サハリン2の問題などがロシアの
イメージを悪くさせている」と分析している。
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