07/04/03 19:08:04 0 BE:190368724-2BP(294)
統一地方選に出馬せず引退することを表明していた神奈川県相模原市議会の(定数49)の
市議7人が、今月29日の任期満了を待たずに3月末で辞職していたことが分かった。
1日施行の地方議員年金制度に関する法改正で、退職年金(議員年金)の給付水準が12.5%
引き下げられることになり、一部の元市議は、「減額を逃れるための辞職だった」と認めた。
今回辞職したのは7期から3期までの議員7人。市議会事務局の試算では、7人に支給される
議員年金は年額約201万円~265万円。任期満了だと新たな給付水準が適用されて約179万円
~236万円となるため、年間平均約24万円が減額される見込みだ。
議員年金は、議員の掛け金と自治体の負担金からなる自主財源で運営され、在任12年以上で
退職すると支給される。財政状況は悪化しており、市議会議員共済会(東京)によると、今回の
引き下げは03年度以来という。
辞職した1人は「事務局に試算してもらい、決めた。残り1カ月分の報酬はもらえなくなるので、
どちらが得か分からない」と話した。
市民団体「相模原市議会をよくする会」の赤倉昭男代表は「年金減額逃れのため、一緒に
辞めればこわくないといういわば集団辞職だ。任期満了まで務めるのが市民から選ばれた議員の
責務だ」と批判している。