07/04/03 00:09:59 bMZNanEv0
>>920
君の意見は、明らかに「”死刑”という刑罰の是非」を論じているところへ、
禁固刑や罰金刑を持ち込んで論理をすり替えているだけである。
法哲学的命題として提示しているのは、最高規範で「生命、身体の自由、…」と
法文上一番最初に来ており、また13条で「すべて国民は、個人として尊重される」
と「すべて国民」という文言を提示して、
法体系の根幹に個人の尊厳を据えているにもかかわらず、
自由よりさらに重い、「生命」をどうして国家が奪うことができるのか、という問題である。
法は「生命、自由、財産…」と国家に対して、
それらの不可侵を最高規範として向けているのに、
特定の―下位規範の法律に定めている―場合には、
その生命を奪うことができる、
という議論は「緒規範の上位従属性」に反する、
法を否定する態度に陥って、
回答不可能な―コントロールがつかない―状態に陥っていると
いっても言い過ぎではないのではないか。