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(>>1のつづき)
藤田氏は、この結果、複数の刑務官が拘置中の山口組系暴力団関係者から謝礼を受け、
見返りに組長を監視カメラのない独居房に移す収賄事件が昨年、発覚する事態になったと
結論づける。
手記の中で藤田氏は、ベールに包まれている死刑囚らの様子も詳述している。
2001年、大阪府内の小学校で児童8人を殺害するなどした死刑囚=執行済み=を
大阪拘置所に収監した際には「絶対に自殺させるな。(法務)大臣のクビが飛ぶ」と異例の
指示があった。
この死刑囚は、監視カメラ付きの独居房に入れられていたが、収監時、机代わりの
段ボール箱を蹴り上げ、悪態をついたのが印象深かったという。
しかし、藤田氏は長年の勘から「自暴自棄を他人への危害で表現するタイプと直感し、
自殺の恐れはないと判断した」と振り返る。
藤田氏は、この死刑囚の執行には立ち会っていないものの、自身がかつて臨んだ死刑
執行と照らし合わせ、安易な死刑廃止論には「現場を知らない者の発想」と述べ、
こう批判する。
「もし、死刑が廃止されたら、彼らは刑務官を平気で殺傷して脱走を図るようになる」
★藤田氏の手記や証言をもとに知られざる「塀の中の実態」を3回にわたり紹介する。
(以上、一部略)