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★手紙で腐敗見抜き…元刑務官激白・塀の中の実態(上)
死刑廃止論は「現場知らない者の発想」
・「児童8人を殺害した死刑囚は独居房の机を蹴り上げた」「暴力団組長は、すし、たばこを
自由に入手」-。大阪拘置所や神戸刑務所など全国の「塀の中」を30年以上も見つめ
続けた刑務官が、3月末で定年退官し、不良収容者との対決や腐敗刑務官の摘発、
死刑執行の実態などをまとめた手記を夕刊フジに公開した。元刑務官は「職務や組織の
腐敗に苦悩する後輩らを励ますために書いた」と説明しており、論議を呼びそうだ。
手記を公開したのは、大阪拘置所総務部調査官や神戸刑務所教育部長、滋賀刑務所
総務部長などを歴任し、静岡刑務所分類室長を最後に定年退官した藤田公彦氏(60)。
手記は、藤田氏が民間会社を経て、1973年に刑務官になって以来、30年以上の職務
体験を詳細につづっている。
藤田氏は最近、目立つ拘置、刑務所の不祥事について「昔から存在する構造的問題」と
指摘。自らも大阪拘置所では、地元暴力団組長に籠絡された腐敗刑務官グループの
解体に力を注いできたという。
あるヤミ金融経営の入所者の妻からの手紙を検閲した際は「花子も大きくなりました。
シャンプー、アワアワ大好き。最近は厚かましくなりました」「アパートの畳1畳2万円」
などとの文面から「花子は特定の職員。ソープランド接待におぼれ、自分から金品をせびり
始めた」「たばこの差し入れが1箱2万円」との意味を見抜き、腐敗刑務官を一掃した
こともあった。
こうした厳しい姿勢から、藤田氏は収容者から疎まれ、巡回中に高温の湯茶をかけられた
こともあった。ただ、当時の上司も上司で、取り調べの許可を求めても「日曜日くらい、
ゆっくりさせんかい」と逆に怒鳴り返され、結局、腐敗刑務官グループの中核メンバーの
追及に失敗したという。(>>2-10につづく)
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