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・体力自慢の男性らが運動能力を競うTBS系の人気番組「新SASUKE2007」の収録で
3月上旬、人気お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」のメンバー、小杉竜一さん(33)が
左肩を脱臼する事故がありながら、TBSが事故を公表せず、警察当局にも通報して
いなかったことが1日、分かった。TBSは昨年も同内容の番組収録中、感電事故を
起こしながら警察へ通報していなかったことが明らかになっており、安全管理と情報
開示の不備が改めて問われそうだ。
関係者によると、事故は3月3日、横浜市青葉区のスタジオで発生。ワイヤにつるされた
滑車付きのロープにしがみつき、水中の浮島に飛び移る競技中、小杉さんは着地に
失敗して左肩を強打し脱臼した。
事故発生後の3日午後2時すぎ、TBS側から「けが人がいる」との通報があり、スタジオを
管内とする青葉消防署が小杉さんを病院に救急搬送したという。
番組収録は小杉さんの脱臼事故発生後、一時中断したが、その後再開。再開にあたっては
ほかの番組参加者らへの説明などはなかったという。再開後の収録は深夜にまで及んだ。
TBS系の同内容の番組をめぐっては平成18年8月、女性が体力を競う「KUNOICHI」の
収録中、感電事故が起きていたことが判明している。この際にも警察当局などに通報して
いなかった。感電事故を起こした番組と今回の脱臼事故を起こした番組は、同じ番組制作
会社が制作を担当していた。
また、今年1月に情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」で、不二家の不祥事として放送
された内容が一部不正確だとして、不二家が社外に設置した信頼回復対策会議が
「TBSの対応によっては損害賠償請求などを検討すべきだ」と提言。訴訟に発展する
可能性もある事態となっている。
小杉さんは平成10年、吉田敬さん(33)とブラックマヨネーズを結成。17年には若手
漫才師が芸を競う「M-1グランプリ」で優勝するなど、本格派お笑いコンビとして人気を
得ている。
TBS広報部の話「吉本興業と小杉さんにはすでに謝罪しており解決済み。けがは通常
起こりうる範疇のもの」(一部略)
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