07/04/02 00:53:08 O
・「マック難民」という言葉が誕生した。「マクドナルド」の24時間営業店舗に「寝泊り」する人々の
ことで、多くは日雇い労働者風男性だが、高校生などの若年者もいる。「アパートが借りられず
マンガ喫茶に寝泊りしていた人達が、単価の安いマックへ移った」という背景もあるらしい。
マクドナルドも対応に困っている。
日本マクドナルドホールディングスは、06年春から24時間営業店舗の展開を始め、5月には
全国で900店舗へと拡大する計画だ。今のところ24時間店舗は好評なようで、2月9日の
朝日新聞には、「8日発表した06年12月期連結決算は、売上高が前期9.2%増の3,556億円だった。
24時間営業店が増えて客層が広がったことや、『サラダマック』などの単価の高い商品の投入効果が
出た」 と書かれている。しかし、困った問題も起きている。店内で寝泊りする「マック難民」だ。
神奈川県にある「マクドナルド」の店員は「マック難民」についてこう話した。
「店舗が24時間営業に変わってから、コーヒーなど単価の安い商品を注文するだけで一夜を明かす
人が増え続けている。店側はその対策として午前2時から4時までの2時間を清掃の時間にして『宿泊』
できないようにしたが、それでも毎日10人ほどの『マック難民』が来店する。一度店を出て午前4時に
戻ってくるお客もいる」
この店の「マック難民」は、日雇い労働者風の男性が多いが、中には高校生風の女性もいて、
何日も続けて通ってきたため警察に通報。保護してもらったという。
同店の近くに住む20代の男性サラリーマンは、マンガ喫茶で一夜を過ごす日雇い労働者風の
男性の数がめっきり減ったことに気付いた、という。
「マックで一夜を過ごしている人と、マンガ喫茶で寝ていた人の風体が似ているため、マンガ喫茶から
マックに流れて行ってるんだと思う」
J-CASTニュースは3月25日付けで「『ネットカフェ難民』とは『隠れたホームレス』だ」と報じた。
この中に出てくる、「日雇い派遣」などで働くものの、低賃金のためアパート代も払えず、ネット
カフェで寝泊まりする人たちが、より安く過ごせる場所として「マック」を見つけたようなのだ。
(>>2-10につづく)