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改革を進める市長と反発する議会。両者一歩も引く気配はありません。兵庫県加西市の
職員採用をめぐり、市長の提案で合格者が入れ替わった問題で、２９日議会は市長に対し
不信任案を提出、可決しました。
加西市の去年度の職員採用をめぐっては、中川暢三市長が幹部職員でつくる採用委員会
による選考に異議を唱え、自らが応募者の作文などを見直して委員会が不合格とした７人を
採用できないかと担当者に提案し、全員合格しました。
２９日、市議会では、この問題を調査した百条委員会が「市長は地方公務員法に違反して
いた」と主張。
これを受けて議会は市長に
対し不信任案を提出し、可決しました。
しかし、百条委員会が違法とする論拠にあいまいな部分も多く、市長は真っ向から反論して
います。
「私を市役所から排除しようとする勢力と、職員が結託して動いたのは遺憾。みんなで加西市を
チェックしていかなければならない」（加西市・中川暢三市長）
中川市長は、議会を解散する方針を固めています。
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