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不二家の不祥事として報じた放送内容に誤りがあったことが発覚したＴＢＳ系の「みのもんたの
朝ズバッ！」。司会のみのもんた（６２）はスタッフの取材を基に、結果的に正確さを欠いたデタラメの
解説をしていたのだが、２９日の放送では、視聴者、不二家側に謝罪どころか説明もなかった。
不二家の元従業員とされる女性の証言を基に、小売店から回収した賞味期限切れのチョコレートを
溶かして製品に再加工しているなどと報じた。
番組では、包装を外してチョコレートを溶かし、牛乳を混ぜ、新品として再出荷する作業を描いた
イラストを、みのが紙芝居風に紹介した。
この内容を踏まえ、翌２３日の放送で、「古くなったチョコレートを集めてきて、それを溶かして、新しい
製品に平気で作りかえる会社は、もうはっきり言って、廃業してもらいたい！」と発言した。
ところが、平塚工場にはチョコレートを回収するシステムはなく、イラストで描かれた牛乳混入の
プラントが実在しないことが判明。
これを受け、ＴＢＳ側は２８日に緊急会見。「溶かす際に牛乳を混ぜた」とイラストで示した部分と、
１０年以上前の目撃証言だったこと点について、「正確性を欠くものだった」と認めた。
ただ、「証言の根幹部分については、信用できる根拠がある」と強調。
みのの放送での“暴言”について、番組の責任者である吉崎隆チーフプロデューサーは
「『廃業も覚悟でがんばってほしい』という、みのさんの応援だったのでは」と、苦しいフォロー。
ＴＢＳ側が会見を開く前、この問題について、みのは、きょう２９日発売の「週刊文春」に直撃され、
≪僕が報道の取材をしているわけじゃないんだからさ≫と明言を避けながら、≪朝ズバの中の
ニュースで捏造ってことは、僕はあり得ないと思いますよ≫と。
まさに、スタッフに寄せていた信頼が大きく揺らぎかねない事態が生じた格好だ。
みのといえば、「朝ズバ」に出演していた女性アナウンサーへの“セクハラ疑惑”も週刊誌上を
にぎわしている。みの本人は、これを完全否定しているが、セクハラの有無について説明をしない
ＴＢＳのマスコミ対応の姿勢に怒りを爆発させているとも。
みのの怒りの矛先はますますＴＢＳに向かうのか－。
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