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・TBSの人気番組「みのもんたの朝ズバッ!」に28日、捏造疑惑が浮上した。同番組は
1月、不二家が賞味期限切れのチョコレートを回収して工場で溶かし、再出荷していたと
報道したが、不二家が「事実と異なる部分がある」として説明を求めていることが分かったのだ。
TBS側は「視聴者が誤解する可能性はあった」としながらも「断じて捏造はなかった」と
主張している。
特集では、不二家の元従業員とされる女性が顔を映さずに登場。神奈川県の平塚工場で
賞味期限切れのチョコレートを出荷先から回収、包装を外して溶かし、牛乳を混ぜて新品
として再出荷する作業を日常的に行っていると伝えていた。
不二家が同社の一連の不祥事を調査するため社外に設置した「信頼回復対策会議」に
よると、「流通システム上、チョコが工場に戻ることはありえず、牛乳を混ぜるプラントも
実在しない」。
TBSは28日、記者会見を開き、“告発”証言をした女性が勤務していたのは10年以上前で
あり、再出荷作業が日常的だったとする部分は「10年以上前の状況についての証言だった」
と明かした。牛乳を混ぜるとした部分については「実際は何を入れたか分からない」とし、
「正確性を欠いた」と不二家側にすでに伝えたという。
29日発売の「週刊文春」(4月5日号)によると、みのもんた氏(62)は今回の問題に
ついて「僕が報道の取材をしているわけじゃないんだからさ。『朝ズバッ』の中の
ニュースの中で捏造ってことは、僕はあり得ないと思いますよ」と答えたという。
みの氏は不二家報道の翌日の番組冒頭で、不二家について「もうはっきり言って、
廃業してもらいたい」と言い放っているが、TBSは「『廃業を覚悟して不退転で臨んで
ください』という励ましの発言だったのでは」としている。
◆TBS・井上弘社長(67)
「(週刊文春の)見出しには『捏造』と書いているが、言葉を扱う側としてはどうだろうか。
報道したことが正しいか間違っているかという議論はあるが、捏造というのはどうか」(抜粋)
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