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★中国へ輸出のＣＤ 国内で認証
音楽ＣＤなどの海賊版が横行する中国で、日本レコード協会が、
日本の音楽ＣＤが正規のものかどうかを認証できるようになり、
協会では、ＣＤのスムーズな販売につながるとして、
日本の音楽普及に追い風になることを期待しています。
これは、日本レコード協会の佐藤修会長が２９日、北京で記者会見して
明らかにしたものです。それによりますと、これまでは、音楽ＣＤなどを
輸出したい日本の会社は、それが海賊版ではなく正規のものであることを
香港の国際機関から認証されなければならず、販売が可能になるまで
かなりの時間がかかっていました。
しかし、来月１日からは日本レコード協会が正規のものと認証すれば
済むことで中国政府と合意し、今後は１日か２日で認証できるようになり、
ＣＤなどを中国に輸出しやすくなります。ただ、中国では音楽ＣＤの８５％が
海賊版だとされ、摘発は後手にまわっているのが実態で、日本の音楽への
関心が高いにもかかわらず、中国で正規に発売されたＣＤはおととしの場合、
１年間にわずか６４タイトルでした。
このため、日本レコード協会の佐藤会長は「認証が認められたことで、
数ある課題の１つが達成できたが、これで一挙に状況が変わるわけではない」と述べ、
今後、海賊版の取締りの強化を中国政府に求めていきたいという考えを示しました。
NHK URLﾘﾝｸ(www.nhk.or.jp)