07/03/29 11:48:08 Id1Al1fYO
>>671
[編集] TBSビデオ問題
1989年10月26日にTBSのワイドショー番組『3時にあいましょう』が、当時一部で社会問題化していた
オウム真理教問題について、坂本堤弁護士のインタビューを収録したが、その情報を察知した
オウム教団幹部の早川紀代秀、上祐史浩、青山吉伸らがTBSの千代田分室を訪れて
抗議したことにより、坂本弁護士のインタビューの放送が中止された。
さらにTBSがオウム教団幹部にインタビューの模様を放送直前に見せ
(これはジャーナリズムの原則である情報源の守秘義務を大きく逸脱している)、
同年11月4日に坂本弁護士一家殺害事件が発生した。
一連のオウム事件が大きく報道されるようになった1995年10月19日に
日本テレビが、TBSは放送直前の坂本弁護士のインタビュービデオを
事前にオウム幹部に見せたと報道。TBSは同日、直ちにその報道内容を否定し、
その後も事あるごとに再三否定を続けていたが、逮捕されたオウム幹部の裁判での証言などを受け、
1996年3月25日にTBSの磯崎洋三社長(当時)がようやく坂本弁護士のインタビュービデオを
オウム幹部の早川らに見せたことを認める内容の記者会見を行い、
同じくして筑紫哲也が同局の番組「筑紫哲也 NEWS23」上において『TBSは死んだに等しい』と発言した。
これら一連の問題はTBSに対する大きな社会的批判を浴びることとなり、
国会でもTBS社長らが参考人招致されるなど、波紋が広がった。
殺人事件に直結し、犠牲者には幼児まで含まれたことなど、報道への信頼を
揺るがす非常に重大な事件であり、今日でもTBSが問題を起こした際には
この事件は「原点」として必ずといっていいほど取り上げられている。