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日本一の無責任男・植木等さんが、「延命措置は要らない」と格好よくあの世に
旅立っていった。80歳の天寿を全うされたのだから、「ご苦労さん!」と送り出
したいところだが、わかっちゃいるけど何とも淋(さび)しい。
▼ 「スーダラ節」が大ヒットした昭和30年代後半、サラリーマンや労働者が
「勤勉でまじめ」なのは当たり前だった。だからこそ「肩の力を抜いて適当に生き
ようよ」というメッセージが大いに受けた。本当はまじめな植木さんとクレージー
キャッツは、高度成長時代のビタミン剤だった。
▼戦争と焼け跡闇市時代を体験し、テレビの草創期を知る芸能人はもう数えるほど
になってしまった。昭和がどんどん遠くなっていくのも致し方ない。だが、「昭和」
はいま、海外メディアの偏見と捏造(ねつぞう)報道で汚されようとしている。
▼その象徴が慰安婦問題である。千葉市に住む82歳のKさんという方からお便り
をいただいた。またぞろ蒸し返されている慰安婦問題を嘆き、「従軍慰安婦という
呼称はない。慰安所は軍ではなく、業者によって運営されていた」と証言されている。
▼さらに終戦直後、頻発した進駐軍兵士による婦女暴行事件が検閲で報道されな
かったこと、東京・小岩付近にあったという「東京パレス」と呼ばれた売春宿が米
兵士相手に殷賑(いんしん)を極めたことなどが具体的に詳しく書き綴(つづ)られ
ていた。
▼Kさんは「進駐軍の相手をさせられた彼女たちもまた戦争の犠牲者といえる
のではないか。当時の真実を知る者、体験者もあと数年もしたら消え去ります」
と訴える。海外メディアだけではない。慰安婦と拉致を同一視するかのような
言説を平気で書く日本の新聞もある。事実に基づかない歴史を捏造する無責任さ
は許されないはずだ。
■ソース(産経新聞)
URLリンク(www.sankei.co.jp)