【話題】「砂糖」で充電する燃料電池・・・副産物は基本的に水のみat NEWSPLUS
【話題】「砂糖」で充電する燃料電池・・・副産物は基本的に水のみ - 暇つぶし2ch1: ◆SCHearTCPU @胸のときめきφ ★
07/03/27 22:16:59 0
米セントルイス大学(Saint Louis University)のShelley Minteer博士は、砂糖で充電できる燃料電池の
開発が順調に進められていることを明らかにした。今月25日(米国時間)に開催された
米国化学会(ACS: American Chemical Society)の第233回総会で研究が発表された。
Minteer氏が開発する燃料電池は、ジュースから樹液に至るまで、あらゆる糖分を原料にして充電が可能。
1回のフル充電で、一般的なリチウムイオン電池と比較して、最高3~4倍のバッテリ性能を引き出せるという。
生物界においては、ブドウ糖がエネルギー源となっていることが知られてきたものの、実際のバッテリ開発で
同様の原理を応用しようとする研究は、まだそれほど進んでいないと同氏は説明。
砂糖を用いて充電する電池開発は、今回が世界初ではないとされるものの、現在同氏が開発する
燃料電池は、バッテリ性能および持続時間などの面で最も優れているという。
同氏は「生物学と化学の原理を応用することによって、より環境にも優しい高性能なバッテリを
造れることが示された」とコメント。発電時の化学反応から生じる副産物は、基本的に水のみであるという。

すでに同氏は、ブドウ糖、ジュース、樹液など、糖分を含む多彩な原料での燃料電池充電に
成功したとされ、切手サイズのプロトタイプバッテリで、小型計算機への電力供給が行えることを
実証したようだ。炭酸水も利用可能だが、炭酸成分によって充電効率が落ちてしまうため、
気の抜けた炭酸水を用いるほうが望ましいとされている。なお、最も充電効率の良かった原料は、
砂糖を水に溶かして作られた砂糖水だったという。
今後も同氏は、気温の違いが燃料電池に及ぼす影響などを調査して、バッテリ性能および寿命の向上を
図る研究開発を継続。3~5年以内の実用化が目標に掲げられており、まずは携帯電話チャージャなどの
分野における活用が目指されるようだ。

*+*+ MYCOMジャーナル 2007/03/27[**:**] +*+*
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