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■関西テレビ、民放連が捏造で除名へ…準キー局で初
フジテレビ系で放送された「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題で、
日本民間放送連盟(民放連、会長=広瀬道貞・テレビ朝日会長)が、番組を
制作した関西テレビを除名処分にする公算が大きくなった。
27日に開催する緊急対策委員会で協議し、近く総会で正式決定する。
民放連は既に、関西テレビを会員活動停止にしている。最も厳しい除名処分は、
1999年3月から2000年8月まで静岡第一テレビがCM間引き問題で受けた
1件だけ。関西テレビの処分が決定すれば、準キー局では初めてとなる。
除名処分を受けると、放送局としての信用が失われ、広告収入に多大な影響が出る。
また、番組をキー局に伝送したり、キー局から番組を受ける際に使用する回線料の
加盟社割引が適用されなくなる。
広瀬会長は、関西テレビの外部調査委員会の報告を受け、「さらに数多くの捏造、
改ざんの事実が明らかになり、大変遺憾。視聴者の信頼を裏切った関西テレビの
責任は極めて重い」とのコメントを発表し、厳しい見解を示していた。
総務省が放送局への規制強化の動きを見せていることもあり、民放各局の間では、
自浄力をアピールするためにも「除名するほかない」との意見が強まっている。
(2007年3月27日3時19分 読売新聞)
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