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都市部を中心に、災害発生時に避難場所として活用できる防災公園が増えている。
安心・安全な町の核としていざという時、避難所生活が送れるような仕掛けもある。【本橋由紀、藤原章生】
千葉県・市川市の大洲防災公園(2.8ヘクタール)。
平面的なスペースが広がり、その一部に滑り台などが組み合わされた大型遊具や小さな池などがある。
04年春、1万人が3日間過ごせることを想定してオープンした。普段は広場だが、災害時は一次避難場所となる。
阪神大震災の時に深刻な問題となったトイレ。
ここでは、地面に埋め込んだ便槽の上に、簡易の覆いをかけるとくみ取り式便所になる非常用便槽を20穴設置した。
また、座面をはずすとかまどとして使えるベンチ22カ所とスツール6カ所、
テントになるパーゴラ(格子状に組んだ棚)3基、食糧などの備蓄倉庫などがある。
地下には約3500立方メートルの雨水をためておく貯留槽もある。
26日午前、娘(3)を連れた会社員の男性(36)は
「災害時にテントが張れたりする場所が近くにあるのは安心だ。万が一の時、集合場所もここと決めている」と話す。
静岡県浜松市の三島揚子公園は、大人用ブランコが長さ7.6メートル、幅6.1メートル、高さ2.7メートルのテントに変身する。
ブランコの上部にパイプ状の棒を付け、テントの布には、周囲の柵(さく)にしばりつけられるようなひもを取り付けた。
滑り台やのぼり棒のついた大型遊具にも屋根になるようなシートが掛けられる工夫をしており、
約5メートル四方の屋根付スペースができる。
ただ、防災公園の整備は被災者が多く発生する都市部が中心だ。
能登半島地震で、石川県消防防災課は
「一時的な集合場所などとして防災公園が使われた可能性はあるが、現在は避難所としては使われていないと把握している」という。
理由について「被災者が寝泊まりし、炊き出しもできる避難場所は公民館など公共施設で間に合っている」と話す。
また、富山県は「県としては、防災公園が何カ所あるかは把握していない」という。
>>2以降に続く