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★ウィニー情報流出お詫び文 ネットで失笑買うヤマトHD
・「Winny(ウィニー)」を使用して顧客情報が流出した問題で、ヤマトホールディングス
(HD)が発表したお詫び文がネット上で失笑を買っている。
なんと、同社は「(Winnyで)流出したデータは、既にネットワーク上から削除した」と
発表。P2Pで情報がネットワーク上に流出した場合、それを削除するのは技術的に
不可能だが、それをやってのけた、とも読める。同社の真意は何だったのか?
ヤマトHDは3月23日、Winnyを通じて顧客情報を含む個人情報160件がネットワーク上に
流出したと発表した。流出した情報は、2001~02年に引越しを依頼した客の名前、住所、
電話番号など。ヤマト運輸の引越し事業を行っている北信越ヤマトホームコンビニエンスの
社員1名が、業務資料作成のため資料を自宅の個人用PCに持ち出し、Winnyを通じて
2006年4月以降にネットワーク上に流出したという。
ヤマトHDは、こうした経緯を説明する「お侘び」をネット上で公表したが、それには
「パソコンから流出させたデータは、既にネットワーク上から削除しております」という
「謎」の一文が含まれていた。
いったん漏えいした情報ファイルは、さまざまなコンピュータ上に保存され、バケツ
リレー式に各ユーザ間を直接流れるため、流出したデータは、もちろん回収したり、
削除することは不可能だとされている。にもかかわらず、「既にネットワーク上から削除」と
ヤマトHDが発表したため、ネット上で波紋を呼んだ。
「だてにヤマトとか名乗ってないな」「もしできるなら、その技術でもうけられるんじゃね?」
ネット上の掲示板2ちゃんねるでも反響を呼び、失笑を買っている。
ヤマトHD広報は「ネットワークにつながらないように、(問題の)パソコンを取り外したと
いう意味だった。意図していない反響があった」と答え、Winnyネットワーク上からこの
データを削除したという意味ではないとしている。同社は、誤解を招くとして、3月26日朝に
「お詫び」を訂正。「既にネットワーク上から削除」という1文も、ネット上から削除された。(一部略)
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