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★イベント:障害者の性、タブー視から脱却必要 介助ボランティアなど問題紹介 /京都
・「障害者の性」をテーマに学び、意見交換するイベントが25日、下京区内であり、
約50人が参加した。障害者や福祉関係者らで作る「障害者の生と性の研究会」代表、
河原正実さん(58)らが、身体が不自由な人の自慰などを介助するボランティア、
女性が生理の時の異性による介助、養護学校での性教育などに関する問題を紹介。
タブー視する現状から脱却する必要性を訴えた。
河原さんが障害者の保護者から「(性的欲求が)眠っている子を起こさないで欲しい」と
言われたエピソードを取り上げると、「たった5センチのハードル 誰も語らなかった
身体障害者のセックス」の著者、熊篠慶彦さん(37)は「性に関する刺激的な情報も
多く入る現代では、眠ったままのはずがない」と指摘。会場からは「障害があっても
なくても、欲望を満たしたいのは当然。偏見・差別などのリスクも覚悟し、自分が何を
したいかはっきり伝えるべき」などの意見が出た。
河原さんは「こんな集会ができることが考えられなかった時代もある。少しは風通しが
良くなった」とも話す。「欲求を主張するだけでなく、知識や人の意見を吸収する
バランスが大事」と強調した。
イベントを主催した有志団体によると、同様のイベントを今後開くかは未定。
福井市から来た30代の女性は「愚痴でもいいから人に話すことで落ち着くことも
あるはず。自由な雰囲気の交流の場が今後もあればいい」と話していた。
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