07/03/26 18:18:33 ecMUn6VM0
浅野県政―政党の推薦は受けていないが、自民党より自民党型
●巨大開発病―船のこない港に3190億円
この石巻港の整備計画にすでに千五百億円が投入されて、水深十三メートルの新しいふ頭が九八年に使用開始になり、
防波堤は九百メートルまでつくったそうです。新しいふ頭をつくった理由は、
「四万トンクラスの大型貨物船のためのもの」ということでした。ところが船が来ない。
九八年は三隻、九九年は九隻、二〇〇〇年は二隻、二〇〇一年はゼロ隻(笑い)。
二〇〇二年は突如、九十三隻。そこで県議団が利用状況の資料を取り寄せてみましたら、
この九十三隻のうち八十三隻は、港の埋め立て工事のための船だったそうです(笑い)。
●福祉費は東北最低
総務省が出している『統計でみる県のすがた』という行政水準の比較があります。
私は、東北六県の比較をしてみました。そうしますと、宮城県は一人当たりの住民税は、六県中一位です。
みなさんは一番税金を払っていらっしゃる。これは、ぜひ覚えておきたいことです。
ところが一人当たりの民生費、つまり福祉費は六位、最下位です。教育費も六位、衛生費も六位、
つまり巨大開発病のしわ寄せがここにきているんです。
●ムダな防波堤の二十メートル分で35人学級が
それから、少人数学級をやろうとしない。三十人学級をやろうとしない。
全国で二〇〇二年度には二十二道県一政令市で少人数学級がはじまっています。
東北六県をみましても青森、山形、秋田、福島で踏み出しています。
宮城の県政は、財政難を理由にやろうとしない。
しかし、三十人学級に踏み出すのに必要な予算は、十四億五千万円です。
三十五人学級だったら六億円です。さっきの石巻港の防波堤を思い出してください。
一メートル三千二百万円といいました。六億円というとたったの二十メートル分じゃありませんか。
二十メートルをつくるのか、それとも三十五人学級にまず六億円使うのか、
どっちを優先させるのかは、明りょうではないですか。(拍手)