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★検事がわいせつ自白強要、無罪男性が国と和解─大阪高裁、解決金90万円(3月24日)
強制わいせつ罪に問われ無罪が確定した高知市の会社員、竹内真一郎さん(48)と
妻の八恵さん(45)が「公判で罪を認めるよう検事が強要したのは違法だ」として、
440万円の国家賠償を求めた訴訟の控訴審は24日までに、国が解決金90万円を支払うことで
大阪高裁(島田清次郎裁判長)で和解した。
原告側の弁護士は「一審判決が支払いを命じた77万円に利息を加えた額とほぼ同じで、
全面勝訴の和解だ」と評価している。
一審判決によると、竹内さんは2002年7月、女児の体を触ったとして起訴された。
高知地裁の公判で無罪を主張したが、高知地検の検事が同年11月、八恵さんを呼び出し
「このまま否認していると夫は刑務所に入ることになる」などと罪を認める説得をするよう迫った。
八恵さんは検事とのやりとりを録音しており、大阪地裁に提訴。昨年10月、
同地裁は「違法な方法で間接的に自白を求めた」などとして国に慰謝料支払いを命じた。
強制わいせつ事件は高知地裁は有罪としたが、04年6月の高松高裁判決は
「被害を訴える女児の話は信用できない」と逆転無罪とし確定した。(共同)
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