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★番組捏造 関テレの意識欠如が原因 調査委が報告書
関西テレビ(大阪市北区)制作の情報番組「発掘!あるある大事典2」
(放送打ち切り)のねつ造問題で、同社が委嘱した外部有識者による調査委員会
(委員長、熊崎勝彦・元東京地検特捜部長)は23日、報告書をまとめ、
千草宗一郎社長に手渡した。関テレの社内調査で問題が指摘された4件以外に12件、
計16件でねつ造やデータ改ざんなどがあったと認定、「下請け制作会社の
日本テレワークに制作を丸投げし、関テレ側に当事者意識が欠けていたことが原因」
と結論づけた。
報告書はA4判154ページ。問題発覚のきっかけとなった「納豆ダイエット」
(今年1月7日放送)以外に「衝撃!味噌(みそ)汁でヤセる?!」
(06年2月19日放送)など4件で、架空のコメントを流すなどのねつ造があったと認定。
データなどが改ざんされたのは4件。そのほか7件については「極めて不適切な表現」などが
認められるとした。
「納豆」の制作を孫請けした番組制作会社「アジト」は、ねつ造された計5件すべてを
手がけていた。データ改ざんなどを含めると計10件に関与。外部調査委は
「単発的、偶発的に起こした問題ではなく、それ以前からアジトで行われていた
不適切な番組制作の延長線上で引き起こされた」と断罪。番組制作が「日本テレワーク」
主導で行われ、関テレは主体的に関与する意識が希薄だったことも挙げた。
また、ネットワークのキー局であるフジテレビについても
「放送責任があることを指摘せざるを得ない」と言及した。
調査委は96年から始まった「あるある」の全520回について、
関テレが先行調査していたリポートなどをもとに検証。取材テープやロケ台本などの
資料が残っているものについて追加調査したが、「資料の散逸やヒアリングを
拒否する者もいて、調査には限界があった」としている。
また調査委は再発防止策として、取締役会決議による番組制作ガイドラインの
制定・公表などを求めた。
毎日新聞 URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)