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ホッキョクグマ:人工飼育巡りドイツで論争
【ベルリン支局】ベルリン動物園で生まれた赤ちゃんホッキョクグマの人工飼育を巡りドイツで論争が起きている。
発端は一部の動物愛護団体が「人工飼育は自然の法則に反する」と安楽死を主張したことに同園が反発したこと。
助命を求める手紙やメールも園に殺到。23日の初の一般公開では、愛くるしい表情が人気を集めた。
論争の主役は昨年12月5日に810グラムで生まれたホッキョクグマの「クヌート」。
同園によると生後間もなく母グマが育児を放棄し、双子の一方は死んだ。
このため飼育係のデルフラインさんらが、ほ乳瓶でミルクを与え人工飼育している。
体重9.3キロにまで育ったが、一部の環境保護団体は「ホッキョクグマの生存率は非常に低い。
動物は自然に育てるべきで安楽死させた方がいい」と主張した。
同園は「世界で最も絶滅危惧(きぐ)にひんした動物だ」と強く反発し、
ガブリエル環境相も23日、「最も地球温暖化を象徴する存在」として園の立場を擁護した。
報道によって子グマはすでにベルリンっ子の人気者。
初公開には家族連れら約1000人が詰めかけ、クヌートがよちよち歩く姿に歓声を上げた。
毎日新聞 2007年3月24日 19時16分 (最終更新時間 3月24日 19時34分)
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
ホッキョクグマの「クヌート」と遊ぶ飼育係のデルフラインさん=ベルリンで23日、ロイター
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)