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日本の防衛省が次期主力戦闘機(FX)として、英独西伊の4カ国が共同開発する「ユーロファイター
(通称タイフーン)」の導入を検討している。実現すれば、米国以外からの購入は初めてとなる。19日付
フィナンシャルタイムズが伝えた。
航空自衛隊が保有する現行の「F4」は老朽化が激しく、防衛省は最新機種に切り替える方針。候補と
してはステルス性(レーダーに捕捉されにくいこと)の高い米ロッキード・マーチンの「F22A(ラプター)」の
ほか、やはり空自が運用するボーイング「F15」をベースに開発された「F15E」が有力視されている。
「ユーロファイター」の名が浮上してきた背景には、米上院が機密性の高い「F22」の輸出を否決した
ことがある。日本は基本的に「F22」を購入したい考えだが、競合機への鞍替えをちらつかせることで
価格交渉を有利に進める算段のようだ。
トーマス・シーファー駐日米国大使は「日本が最終的に『F22』を選ぶことを望む」とコメント。「(日米は
安全保障条約を結んでいるため)相互運用性の面で他の国の技術を採用するのは現実的でない」と
指摘している。
最終決定は向こう半年以内にも下される見通し。「F22」の輸出が解禁されれば、日本は1機当たり
2億ドル以上を支払うことになるとみられる。
3月20日12時0分配信 NNA
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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