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★真相は?露紙「日本、四島返還要求を放棄」と報道 北方領土問題
・日本側が先のフラトコフ・ロシア首相の訪日に際して行われた日露外務次官級協議で、
北方領土問題について「極端な立場」を放棄する用意があると提案し、北方四島の一括
返還要求からの離脱を公式の場で初めて示唆したと20日、ロシアの有力日刊紙
コメルサントが報じた。
コメルサントによると、谷内(やち)正太郎外務事務次官は先月、フラトコフ首相に同行し
訪日したロシュコフ外務次官と会談した際、安倍晋三首相の意向として、日露双方が
領土交渉において、「極端な立場」から離脱することを提案した。
日本側はさらに、ロシアへの北方四島の返還要求をやめる代わりに、ロシア側も1956年の
日ソ共同宣言に沿った2島(歯舞諸島、色丹島)引き渡しによる解決という枠組みを放棄する
ことを要求。両国が接近できる環境を整える必要性を強調し、両国首脳が「勇気ある政治
決断」をするよう促したという。
コメルサントは「日露双方が、(北方問題で)まだ妥協するには至っていない」としながらも、
「ロシア外務省は、日本側が今回初めて四島返還要求を公式に放棄する意向を固めたものと
とらえている」と伝えた。
しかし同時に、スキャンダル続きの安倍政権は7月に参院選を控えており、政権の座を
かけた対ロシア譲歩は事実上不可能であるとしたほか、ロシア側も来年に控えた大統領選が
終わるまでは「(対日領土譲歩は)思いも及ばない」問題であるとして、両国接近の可能性は
依然として少ないと結論づけた。(抜粋)
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