07/03/22 21:02:30 rbhHx1Po0
現職石原を含む候補予定者4氏の公開討論が行われてるが、石原の内容のひどさに呆れる。
おそらく、側近が代行して公務を行っていたので、自分では現場の状況がわからないのだろう。
実質的に自分の体験がないからである。
体験がないから反省もない。
自己否定が根源的な恐怖である小心者だから、謙虚な言葉も出てこない。
それをごまかすために、未来志向の政策誘導を画策している。
その筆頭が東京オリンピック誘致。
その開催根拠が、若者に「夢」を与えること、だそうな。
これは、政治という現実社会を仮想理念にすりかえる古典的な手口である。
かつて独裁者ヒトラーも、オリンピックを政治に利用した。
詐欺師とまでは言わないが、このような単純な利己的理由で都政の現場を動かしていたのは驚きである。
やはり、小泉政治に代表されるイメージ政治、ワイドショー政治からの脱却が何より必要である。
都民一人一人に現実からの逃避を促すような政治家はいらない。
それが「夢」、だとか「美しい国」、だとかいった美麗字句に飾られたものであればあるほど、胡散臭いものと認識すべきだろう。
政治は小説の世界ではない。
明日の夢を語る政治家よりも、今日の現実を憂慮する人が都知事にはふさわしいものと思う。