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★「誤信号」で口裏合わせ…志賀原発臨界事故隠し
北陸電力志賀原発1号機(石川県志賀町)の臨界事故隠しで、当時の原発所長が事故直後
「緊急会合」を開き、臨界状態となったことを示すモニター記録について、「これは誤信号だった」
と結論付け、点検のために故意に異常な信号を流したために記録されたことにすると決め、本店
への報告は不要、と指示していたことが21日、関係者らの証言でわかった。
会合には、所長代理ら原発幹部が同席したが、異論を唱える者はなく、隠ぺいの最初の意思統一
がされたとみられる。所長は北陸電力の調査に「記憶にない」などと答えている。
関係者らによると、会合は1999年6月18日午前2時33分に原子炉の臨界状態が収束した直後、
事務棟2階の緊急時対策室で開かれた。室内には富山市の本店に会議映像を流すテレビカメラが
あったが、スイッチは入れられなかった。
機器を点検するため、意図的に「誤信号」を流すことは実際に行われることから、所長は試験的に
「誤信号」を流すことでモニターが臨界状態を示したと口裏合わせをしたとみられる。
所長は、北陸電力を退職後、現在は地元原子力関連団体の役員に就いている。
北陸電力の社内調査では、炉内の中性子量が急激に増えた臨界状態を示す折れ線の脇に「点検」
と書き込まれ、事故ではないように装った、別のモニターも見つかっている。また、当直の「引継日誌」
でも事故は伏せられており、この緊急会合以降、一連の隠ぺい工作が行われたとみられる。
(2007年3月22日3時5分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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