07/03/21 22:31:10 0
(>>1のつづき)
このあいさつに違和感を覚えた職員も少なくなかったようだ。都立昭和高校定時制の鈴木教諭(45)は
「あいさつは保護者に対する石原都政の宣伝だった。五輪、マラソン、奉仕は卒業生とほとんど関係ない。
都政を自賛する内容には、かなり違和感があった。」と話す。
その都知事選で主な立候補予定者は、日の丸・君が代強制問題について、どのような主張をしているのか。
石原知事の公約は、この問題には触れていない。ただ、昨年の地裁判決の後も「義務を怠ったわけだから、
いきなりクビにするわけではないが、処分は当たり前ではないか」と発言している。
浅野氏は公約に「日の丸・君が代問題についての強制的な対応を改めます」と明示し、反対する教職員の
処分はしない方針だ。
共産党推薦の吉田氏は「日の丸・君が代の強制や学校現場への干渉をきっぱりと改め、憲法に基づいた
教育行政を推進します」と公約。建築家の黒川紀章氏は公約でこの問題には言及していない。
日の丸・君が代の強制を拒否した教師に対する処分は、都知事選告示後の今月末にも予想されており、
この問題が選挙の争点の一つに浮上する可能性もある。
前出の鈴木教諭は過去の行事で都教委の通達に従わなかったとして処分されたが、今月七日の卒業式でも
起立を拒んだ。都知事選に向けては「日の丸・君が代問題はタブー視されているし、学校内だけの問題だと
思われがちだ。知事選を通じて都民に自分の問題として引きつけて考えてほしい」と期待感をにじませた
上で、こう言及する。 「ものが言いにくい世の中になりつつある。政治の側から見れば、日の丸・君が代は
白を黒と言えと指示する道具だ。今の対象はわれわれ教員だが、それが違う道具を使い、別のテーマに
広がる懸念がある。そこに気づいてほしい」
<デスクメモ>宮内庁を担当していたころ、数多い公式行事で国歌斉唱時にいつも起立しない記者がいた。
ある時から、自分も習った。信条に従って…。そういえば、園遊会に招待された都教育委員に、陛下が
「強制でないことが望ましい」と発言されたことを思い出した。異を唱える人が処分される社会は願い下げだ。(以上、抜粋)
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